2022年10月入社
防災センター
廣江 哲平Teppei Hiroe
2022年10月入社
防災センター
廣江 哲平 Teppei Hiroe
もともと発電所という施設に興味がありました。2011年の東日本大震災による電力危機で、製造業を営んでいた祖父の厳しい状況を目の当たりにし、子どもながらに電気の大切さを痛感。その後は、家の近くの鉄塔を見るたびに「この電気はどこから来ているのだろう?」と考えるようになりました。
直接のきっかけとなったのは、震災がテーマの映画を観たこと。映像に出てきた巨大な発電所に圧倒されて、そういう場所で働いてみたいという気持ちが芽生えました。当時は陸上自衛隊に入隊していましたが、発電所に携わる仕事への転職を決めました。
就職活動では、福島県内に的を絞りました。茨城県出身の私は、子どもの頃から何気に福島の原子力発電所で作られた電気を使っていると考えていたので、恩返しをしたいという気持ちがあったからです。当社への入社が決まり、2022年に茨城県から広野町に移住してきました。
広野火力発電所の防災センターで働いています。火災等の災害発生時の活動やそれに備えた訓練、危険物施設等の巡視点検、消火器や誘導灯などの消防用設備の法定点検などの業務を1班4名体制にて行っています。
陸上自衛隊で培った体力や経験を活かせる点も多いですが、その違いに躊躇する場面もあります。例えば訓練の時の「気をつけ」の姿勢。基本となる手の形が、自衛隊では「グー」、ここでは「パー」なんです。最近になって、ようやく慣れてきました。
また入社当時、特に課題だったのがパソコン業務。高校卒業以来パソコンを使ったことがなかったので、かなり苦労しました。今ではエクセルなどを使って、点検結果報告書や不具合報告書、引継書なども難なく作成できるようになりました。
防災センターでは唯一の20代ですが、周りの先輩たちが優しくて、質問にも丁寧に答えてくれます。コミュニケーションも取りやすいので働きやすいです。今は体力を落とさないよう、トレーニングなども継続して行なっています。
特にやりがいを感じるのは、タービンなどの発電設備が設置されている建屋内をパトロールしている時ですね。タービンが回る時に発生する独特の低い音を聞いていると、なんとも心地よくて。電気がつくられるその瞬間に立ち会っているという実感が湧くのだと思います。
最近では、全社大で取り組んでいるカイゼン活動に参加しました。この活動は、業務の無駄な部分を見直し、より効率的な作業フローを作り出そうというもの。成果は社内のカイゼングランプリで発表します。
自分は「消耗品発注ミス0への取り組み」というテーマで発表を行いました。自らパワーポイントを使って台本や企画書を作成することも、人前で発表することも初めての経験でしたが、先輩たちの手厚いサポートもあって、何とかやり遂げました。発表が終わった時にあったのは大きな達成感。この経験を通して新たな知識やスキルも身につけることができたので、先輩たちに感謝しています。今は防災センターでの日々が、自分自身を成長させてくれていると感じています。
まず何より社内の雰囲気がよいこと。訓練の時は厳しい先輩方も、日頃は優しく接してくれますし、プライベートな話で笑い合えるようなアットホームな環境です。 また、当社の福利厚生制度は随分手厚いと感じます。なかでも「カフェテリアプラン」はかなりの魅力です。毎年、一定のポイントが支給され、旅行やレジャーなどに充当できます。福島新潟復興支援の観点から、福島新潟関連の商品は付与率がアップするなどの工夫も凝らされていますよ。
さらに、資格や免許を取得する機会が多く、自分自身のスキルを磨くことができる環境が用意されていることもポイント。自分は今目指しているのは、消防車を運転するための大型免許や危険物取扱者、消防設備士など。資格を取得することで、今後より専門的な業務にも対応し、より貢献できるようになりたいと考えて、挑戦を続けています。
夜勤などもあるので、最初は少し戸惑うかもしれませんが、少しずつ慣れていくので心配ありません。自分も入社後しばらくは眠気と戦う日々でしたが、今では「眠い」と感じることがほとんどなくなりました。
また、パソコンは入社してすぐに必要となる場面が多いので、事前に基本的な操作を習得しておくとスタートしやすいかもしれませんね。覚えることは多いですが、とにかく先輩たちが優しく教えてくれるので、安心してください。
当社は、生活に欠かせない電気を安定供給するために、発電所の安全を守り、地域に貢献するという大切な役割を担っています。多くを学び、成長できる仕事です。興味と情熱を持って来てください。お会いできることを楽しみにしています。